3月、砂壁ガラを捨てました。
夏に防塵マスクが苦しくなって酸欠になる日が多くなり、室内作業を後回しにしていたら、去年の8月から半年くらい経ってしまいました。
袋1つずつ体重計に乗って測ってみたら、壊した壁の総重量は…
約3トン
小さいガラ袋で150〜200袋くらいかな?
セルフリノベだと、室内では小さなガラ袋じゃないと重たすぎて持ち運びにくいので、小さなガラ袋にどんどんガラを詰めていきます。
だけど、産廃業者さんは「まとめた方が安いよ」って提案してくれたので、トラックの上で袋の入れ替えをしました。
500Kg袋2つずつ、業者さんまで合計3往復しました。
解体作業は、とても憂鬱。
たぶん、解体・廃棄って、セルフリノベの第一挫折地点なんじゃないかなぁ…
新築だとガッシャーンの解体で、まとめて機械でポイッて業者さんがやってくれるでしょ?
だからみんな、解体が大変だって気がつくタイミングが無い。
だけど、一軒の家の壁だけでも、何トンもあるんだよ。
昔の家は砂や土だからまだ地球に帰れるけど、今の家の壁は「不燃物」…
家の解体ゴミの量って、ヤバい気がする。
石膏ボードはさらにタチが悪い。
水に濡れたら害があるし、燃やせない。
新しいものが欲しくなると、日本人はすぐに産廃業者さんに「まとめてポイってよろしく」と頼み、古いものを自分の目に映らないところに移動させる。
断捨離が流行っているけど、地球を自分の部屋だと捉えたら、同じ部屋の見えない場所に移動させただけじゃん?
それって、いわゆる「片付けられない人」のままだよね…?
後始末、ケツは誰が拭くのだ。
もしかして私たちは、お尻を拭かないまま生きているのではないか…
あれ、もしかして『自立する』って、こういう「地球人としてお尻を拭く」までやることを自立というのではないか…
そう考えると、ブームになっている断捨離って、す、すごく、限定的な断捨離…
そこで満足… たぶん本来は人間なら誰も満足できない。
心臓が止まりそうだっていうのに、胸に大きな絆創膏を貼ってみた☆くらい…
ま、そこまで考えると哲学になっちゃうから置いといて☆
私たちは山形小国町「いのちのアトリエ」の90%以上が木でできた家を見て、ものすごく腑に落ちました。
木ってゴミにならないのです。
これなら、家も最後は地球に帰れるって思いました。
例えば『終活として自分の死後の準備をしたら、子どもたちの負担を減らせる』みたいに、家のことも最後の最後まで考えて建てたら、地球の負担が減る♡
私たちは古い家をリノベーション中だから、一旦ゴミは出るけれど、できる限り「木」で作る家にしたいなと思っています*
な〜んて言ってたら、リノベ繋がりで素敵なご縁がやってきました。
…次回へ続く