セルフリノベを始めてもう2年くらい経ちます。
【その間にやったこと】
- 残置物(そのままで大丈夫と私たちから言った)の分別と処分
- 全体的なハウスクリーニング
- Gちゃんたちとの別居作戦(ハルカの得意分野)
- 庭木の伐採や剪定
- 残っていた根っこの抜根
- 1年目は予想外に多い庭の草取りに追われたり
- どうしようもなくて一旦防草シートを張り巡らしたり
- 庭畑の部分の水脈作り
- 母屋の内壁こわし
- 母屋の畳処分
- 母屋の床はがし
- 母屋のキッチンや洗面の分解
- シロアリ対策のホウ酸施工
- 壁ガラの廃棄(3t強)
- 基礎の補強
- 母屋の天井はがし
- 母屋の床下の土に点穴を掘る
- 廃木材を薪にする。
- 廃木材を炭にする。
- 農業用の外トイレの解体
- 納屋の大掃除
- 調理場と母屋を繋いでいた屋根の撤去
- 屋根上のソーラー温水器の撤去(保管中)
- 調理場の掃除
書き出すと多いですね☆
ですが、どれも下準備的な要素が強くてパッと見は「どこが変わったの?」な状態です。
2年経ってそんな状態でもセルフリノベにこだわるのはなぜか?
いくつか理由があります。
- 新品への憧れや欲望が驚くほど無い
- 広い場所で伸び伸びと暮らしたかったけど、そのためには金額的に中古一択だった
- 太い梁(はり)や柱が魅力的!かっこいい!
- 住宅ローンのない暮らしがしたい
- なかなか完成しないけど、家の構造が分かってくるのは楽しい
とか?
ぶっちゃけとても大きいのは、住宅ローンという制度と無縁で生きたい。です。
ハルカは土の時代に、自分のお葬式代までの総額を計算したことがあります。
- 100歳までと90歳までの設定
- 旅行に行く設定と行かない設定
- 子ども0人、1人、2人、3人設定
- 趣味をずっと続けた設定
- 保険商品ごとの設定
- 2000万円の建売を買った設定
- 3000万円の家を買った設定
- 3500万円の家を買った設定
- 4000万円の家を買った設定
- 車1台で一生を過ごす設定
- 車2台で一生を過ごす設定
- スマホや通信費にかかるお金
などなど、いろんな設定で計算しました。
その結果、家と車を合計すると1億とはいかずとも、5000万円は余裕で超える金額になったんです。車が軽自動車でも、です。
うっそ〜〜ん。でしょ?
車も、交通手段として夫婦で2台持っていたら、10年ごとに軽自動車を買い替えたとして、人生で3000万円くらいになるんです。家と同じくらいかかるの。(乗り潰す場合。リセール目的は別)
人って面白いですよね。
普段は1億円とか5000万円なんて縁もゆかりも無いと思っている。10万円の出費でもあろうものならオロオロヒヤヒヤしている。
なのに「人生」となるとほとんど感情を巡らせず、1億円近い出費でも当然のように引き受けているんですから。
一生分の金額を計算すると、少し設定を変えただけで何千万円単位もの金額がコロコロと変わります。
要するに
何にどれくらい投資するか?を調整するだけで◯千万円単位のお金が一瞬で移動し、あっさりと思い通りのところにお金を使えるようになる
それが人生とお金の法則だと、ハルカは気が付きました☆(土の時代のお金は。ね)
例えば、当時のハルカは特に『自分の脳みそ』に投資したかったので、自分の趣味をあっさりバッサリ切り落としました。車は売ったし、携帯も買い替えない。脳みそ投資以外には一切お金を使わない。そうすると、どんなに収入が低くても脳みそに『投資』ができました。簡単です。すごく簡単。
また、額が大きくて人生を変えやすいのが、保険商品と家、車への出費の調整。
一番大きい額なので、そこをコロコロと変更することで、あっさりとお金は生み出せます。稼ぐより超簡単で、一瞬です。
ということでですね。
ハルカは住宅ローンと無縁で生きてみたかったのです。必ず生活が変わる気がしました。「住宅ローンと無縁がいい」という点においてタクヤも同意見だったので何の問題もなく『家は中古一択』でした。
そんな私たちの結果はどうかというと。
セルフリノベは時間こそかかるけれど、心は平穏になり、自分の時間は増え、お金での喧嘩もゼロになりました☆
控えめに言って成功なんじゃないでしょうか?
今もし家が吹き飛んだとしても、竪穴住居でも作ってみよう!と暮らしのチャレンジを楽しむと思います。
とはいえ、おばあちゃんとおじいちゃんになった時に家がボロボロだったらどうするの?って思うでしょ?
これがね、新築を買っても、中古を買っても、どっちも将来はボロボロですわって話なの。結局いつかはリフォームが必要。
で、その「まだリフォームをしていない家」を買ってリフォームしている訳です。順番が少しズレただけ。
この世界は陰陽なので、どちらにもメリットデメリットがあります。
中古物件は基礎の弱さがデメリット。気密じゃないのも健康的にデメリットかな?
いえいえ、新築の気密物件でも、案外「気密」がデメリットだったり。地盤は建築当初から変わらない? どれだけ基礎が頑丈でも、柱の集合材はどれだけ保つ? 50年後の実証はまだ無いですよね?
とかね。もうメリットデメリットなんて、上げ始めたらキリがない。だって陰陽だからさ、必ずどちらも持っているんだから。
どっちもどっち。
どっちも良いしどっちもデメリットあるし!
どっちもいい。どっちでもいい。
じゃあさ、中古に住んだとして30年後はどうする??ってところなんだけど、
もしそのまま住めそうなら再びリフォームをしながら住むと思う。その時はセルフじゃないかもしれないけど。
もし住めそうになかったら? 私は「アースバック工法の家」とか「ログハウス」が地球に優しい&長く住めそうだと思っています。(現時点では)
30年後、ログハウスを建てる木なんて無い!って状況だったら、アースバック工法の家を作りたいな。
それか、その時にまた中古の家を買うかもしれない。いや、その時には全く違うタイプの住居が現れているかもしれない☆
いや、世の中が竪穴住居に戻ってるかもーーーー!☆
ま、そんなこと分からないけれど、今と同じように、30年後もその時できる最善をするだけだよね。
じゃあ健康についてはどうする?って話。
そこですよ。30年後って言ったら約70歳。その時アースバック工法の家を建てるってなったらそりゃあ大変です!ピンピン元気でいなくっちゃ☆
だから。できうる限り長く健康的で持続可能な暮らしを続けるために『未来食つぶつぶ』をやっとるんですよ。はい。
なので『つぶつぶライフ』への投資が私たちにとっては最重要項目なんです。
いつ壊れるか誰にも分からない「家」に向こう35年分の寿命を賭けるより、35年後も元気に過ごす「体」のために「今」の食べ物に投資することを選びました。
そんな感じかなあ。
ということで、お金のため&生き心地のためにセルフリノベをしているんだと思います。
その結果、家の構造が分かって楽しかったり、立派な梁(ハリ)を眺められます。
が、ぶっちゃけそれらは「後付け」なのかなあと。
そして、お金お金と言うなら今より『稼げ』って側面もあります。
ただ面白いことに、もしたくさん稼げるようになったら新築を建てるのか?というと、やっぱりそんなことはなくて。
今のセルフリノベをレベルアップさせるような『リフォーム』にお金をかけることでしょう。もしくは、みんなで実験的にリフォームを体験できるような「何か」のためにお金を使うと思います。(ログハウスなら建ててみたくなるかもなあ)
やっぱり基本は、新品への願望がないんだわ。たぶん。
セルフリノベって何なんでしょうね。流行りでもあり、挑戦でもあり、ロマンでもあり、自己満でもあり、当然でもある。
衣食住の『住』と真剣に向き合える、という側面もあるかも。
あ、なんかちょっと良いこと言った感ある!(^^)
素敵な趣味ですが、そのスタートは粋でも何でもない『金だよ金』でした。
最も重要で優先なところ(脳みそや身体)に投資するためには、家にかけるお金は後回しだった。そうしたら選択肢は中古の物件で、ロマンもあるし♪ 必然的にセルフリノベになった。
そんな感じです(^^)
大義なんて無くていい。
変更していい。
コロコロ変えて、変幻自在でいい。
その時訪れる必然を、面白がって進んでいこう☆