私は2023年8月、私のお父さんが倒れました。それはそれはショックで、せっかくはじめた『未来食つぶつぶライフ』なんてスッ飛んでしまうほどのショックでした。
ネットでいろんな本を調べた時、「私、ちゃんとしなきゃ」から卒業する本という本を読んでみたら、そこには
人は全員、100%疲れている
って書いてありました。
この「100%」っていう言葉に、8月の私はすごく救われたんです。
もし90%って書いてあったら、
「まだまだ自分は頑張ってない方の10%なんだろうな」
って10%に自分を当てはめて、自分にムチを打って「もっと頑張らなくちゃ」って、もがいてたと思うのです。
でも、現代の日本人は100%疲れてるんだって☆
そして、本の中の提案で
「まずはエネルギーを確保するために、休む」
とあるのです。
しかもできれば
「休むの飽きたな。なんかしたいな」
と思えるくらいまで休む。んだそうです。
ということで、今回私は1ヶ月間、仕事を一切やらずにダラダラとひたすら休むということを実践してみましたので、まとめてみたいと思います。
大富豪でも「本当にやりたいこと」が見えてない。
休む必要のある期間がどれくらいか?は、その人の疲れ具合によって違うんだと思いますが、まずは5日〜7日くらいはまとまった休みを最低限でも取ると、『ちゃん卒』本には書いてあります。
以前、とあるセミナーで元サラリーマン の不動産投資家の方が言っていました。
「1年半くらいダラダラ遊んでみたら、飽きちゃった。
仕事をしたくなくて投資家になるために頑張って、やっと遊んで暮らせるようになったのに。
良い車乗って、食べたいもの食べて行きたい場所に行ってってやってるだけじゃ、飽きちゃうんです。
そしてやっぱり、何か役に立ちたい。働きたい。と考えるようになって、今ここに立っています。」
と。
やっと憧れだった「遊んで暮らす生活」を手に入れたはずなのに、良い車に乗るのも、食べたいものを食べるのも、行きたい場所に行くのも、想像していた「遊ぶ」とはちょっと違って、疲れていた自分で思いつける息抜きの限界が、たったそれだけだったということです。
そして1年半「休んだ」ら…
その方は大富豪の投資家さんなのですが、そんな彼でさえ、「休む」ことを経て初めて「自分が本当にやりたいこと」に辿り着いたわけなんですね〜。彼は現在、お金は余るほどありますので、働く必要は一切ないのですが、自分の経験を洗いざらいオープンに伝えることで、悩んで行き詰まっている人たちを応援するサポートを精力的に行っています。
深いですよ、これ。
疲れたままでは本当のやりたいことは絶対に見えない。
絶対に、です。
絶対っていう言葉って使い道があまり無い言葉だと思うのですが、ここについては『絶対』です。
疲れた自分の心で見ることができるのは、「休むための気晴らし」と「多分やりたいこと」だけです。
だから、心が何かしたくなるまで休む。
『休む』の1週間目
そんな内容が、『ちゃん卒』の本の中では、どんな状況・どんな精神状態の女性たちにも、できる限り分かりやすい言葉でまとめてくれています。疲れている世の女性たちは、どーせ何かしらを読むなら、まず初めにこの本を読んでもいい気がします。
疲れをとることを最優先に書いてくれてる本って、他に無い気がするもん。
ダラダラと、ボーッと。
ただただグダグダと。
この夏(2023年8月)は、私たち夫婦にとって非常に辛いことがあって、心がボロッボロになっていました。冒頭にも書きましたが、私の父が倒れたのです。しかも普通の病気ではありませんでした。タクヤも父をとても慕ってくれていたので、私と同じように辛さを共有してくれました。
なので、最初の1週間は、とにかくボロボロ。涙は勝手に出てくるし、眠っている以外苦しいし。
そんなんだから「自分は何者なのか?」を見つめるために休む訳でもなく、こんなに休んじゃって大丈夫?とか不安がる余裕もありませんでした。
とにかく疲れてた。とにかく息しているだけで精一杯で、油断するとすぐ涙が出ちゃう状態でした。
私の場合は、
朝は10時〜11時くらいに起きて、そのまま布団の中でダラダラとYouTubeでヒーリングの動画を見たり、スピ動画を見たりして。あとは、大好きな動物の動画を見たり…
とにかく息をしているだけで精一杯なので、気を紛らわせれば何でも良かったのです。
何も閃かなかったら「今日もこんな感じかぁ」と、TVを付けてヒルナンデスを流す。
気を紛らわせたいのと、何とか落ち着いていたいのと、何もやりたくないのと。
ちょっとお腹が空いたら冷蔵庫をチェック。昨日の残りがあったらラッキー!
何も無かったら、お腹が空いてなかったらそのまま布団でゴロゴロ。
もしくはコーヒーでも飲んで、ひとまずお腹を水分で満たしてからゴロゴロ。
ヒルナンデスをつけてから2時間くらいは、このパターンでいれば余裕で過ぎる。
そんで、ミヤネ屋が始まると、空間がミヤネ屋空間にリセットされるので、そこからまた2時間ダラダラ。
YouTubeとかインスタとかPinterestとか見てたら、これまたあっという間。
16時になると、そろそろ何か食べようかなぁと考える。
(何とかコンビニまで行ってみたり。タクヤがご飯を作ってくれたり。もしくは気が向いたら私が作ったり。宅配ピザも頼んだかも。)
そして夜もダラダラして19時くらいに「今日はダラダラDAYだったな〜」と1日を振り返りつつ、眠たくなるまで夜のダラダラ時間を過ごす。
気がついたら眠っていて、次の日も10時とかに目が覚める。
たぶん10時間〜14時間くらい寝てる。
これが最高に疲れてる時バージョンで、1週間くらい続きました。
『休む』の2週間目
2週間目も、心はまだまだボロボロで、全く働く気持ちにはならないから休みました。もう10日も休んでる…とか関係ないって感じです。
1週目よりは、少し気持ちが落ち着いていきます。
2週間目では14〜17時くらいに何かしようかな。と思うようになりました。
身の回りの整頓を少しやったり、YouTubeじゃなくて読みたい本を読み始めたりするようになりました。整頓って言っても、数枚Tシャツを畳んでみるとかそれくらい…
「そういえば、お母さんが亡くなった時は、お葬式の半年後に円形脱毛症になったなあ。今回も半年後に抜けるのかなあ… でも、お母さんの時より精神的にヤバいな…」
私の場合、ストレスは精神じゃなくて、髪の毛とかの身体に出るタイプだと少し安心していたのですが、今回のダメージは半端ない。精神に出たらマズイ…
そんな不安も過っていました。
『休む』の3週間目
3週間目は、だんだんと本を読む余裕も増えてきて、本をよく読みました。
目をつむると、このままずっと目が見えなかったらどうしよう。横になると、このまま起き上がれなかったらどうしよう。そんな風に、自分の全ての行動が怖くなる瞬間があり、これはイヨイヨヤバイ。何とかしなきゃ!!と不安だったのです。
だから、本を読み漁りました。
調べていると、「不安障害」というのがあるということを知り、それには「認知行動療法」を行うと書いてありました。
その頃に読んだ本の1つが、小田桐あさぎさんの「私、ちゃんとしなきゃ」から卒業する本です。
そう。実は3週目にしてやっと、「私、ちゃんとしなきゃ」から卒業する本を知ったのでした。
本に、100%疲れてる。だからまずは休む必要がある。と書いてあって、「今休んでいるのは意味があったんだ」と確信しました。そして、とにかくやりたいことが現れるまで休むというのが、「認知行動療法」のパターンととても似ていたんです。
私は、休んでていいんだ!!!と心から安心しました。
その辺りから、「休む」を3週間続けていたことが、自分を回復させていることに気がつけるようになってきました!
疲れが少しづつ取れてくると、次は本に書いてあった欲望リストを、私も書いてみたくなりました。
この辺りで、睡眠時間は普段通りの8時間くらいになっていました。
朝は7時とか6時半に目が覚めるようになりました。
欲望リストを書き出すと楽しさが心から少し沁み出てきて、やってみたいかもという気持ちも湧いてきます。
まだまだ、心は疲れているんだけど、何かやりたい気持ちはゼロじゃない。
そしてダラダラ中の自分でも行動できそうなことは、実際にやってみました。例えば庭の一角の草取りとか。
草刈りができるようになっただけでも大収穫!!!。
この3週目は、だいぶ心に変化が現れたような気がします。
『休む』の4週間目
4週間目は、だいぶ方向性が見えてきて、ボロッボロだった1週間目とは明らかに自分が異なってる!
タクヤと2人で
「これがエネルギーが充電される感覚なんだね」
と体感しました。
心が充電される感覚は人生で初体験。
4週目は、少し外出もしたくなりました。
TVを見る時間も1週間目よりは、だいぶ減りました。
欲望リストも、20個くらいしか書いていなかったけれど、100個くらい書いてみようと、自分と向き合ってみる時間が増えました。
あとは、これは無理して書いてないか?本当に自分から湧き上がってきた欲望か?外側の世界に引っ張られていないか?を感じるように意識しました。
4週目でようやく「自分のことを見つめる」という作業を自然とやりたくなったような感じです。
『休む』を1ヶ月実践した感想
1ヶ月間仕事を休んでみた結果、1週間毎に少しずつ自分の生活や心に変化が出たようでした。
私たち夫婦は今、自分たちで会社をやっていて、休もうと思えば休める環境を持っています。
けれど、会社を始めて6年、1ヶ月丸々休んだのは、はじめてでした。
働くペースは自分たちである程度コントロールできる環境だったけれど、流石に1ヶ月丸々休んだことは無かったので、心の疲れが取れてエネルギーがチャージされていく感覚は、サラリーマン人生も含めて、今回が人生の中で初めてだと思います。
本には最低でも7日くらい休めると良いと本には書いてありますが、「最低でも」と書いてあるように7日間では到底「心が元気になる」までは回復しないような気はします。
休んで1週間の頃の私の感覚だと、エネルギーチャージできたのは10〜20%くらいかなあ…
何なら1ヶ月でも足りないかもしれません。結局9月から仕事を再開しましたが、エネルギーチャージできた感は60%くらいで、心は完全復活していないので、車の中で急に涙が出ることもありました。
できればまだ休んで自分の心の回復を感じてみたいなと思ったくらいです。
不動産投資家の方が「1年半休んでみて」と言っていましたが、1年くらい必要なほど、今の日本人は疲れているんじゃないか?と私は感じました。
『休む』を効かせるには『期間』が必要
休んで、エネルギーをチャージした後に「やりたい」と思えたことが本物。
確かにエネルギーのチャージって必要だなと感じました。
本当に必要です。
サラリーマンの頃は土日の休日をダラダラ過ごすことはあったけど、はっきり言って1日や2日休んだくらいじゃ10%程度しか心のチャージはできません。(身体は回復してたかもしれないけど)
そのエネルギーで1週間働いても、そもそも10%HPが回復したくらいじゃ、1週間エネルギーが保つはずもない。
だから途中でお酒は飲みたいし、金曜日が待ち遠しいし、スイーツも食べたくなる。
そしてやっと迎えた休日はダラダラする。
でもやっぱりその週末も10%しかチャージされない。
この繰り返しを、サラリーマン時代はしてたんだなっていうことが分かりました。
いやこれ、どんどん疲れが増えていくだけじゃん…
まとめて休まなきゃ、休みの意味ってないんだ〜!(驚)
ヨーロッパの「バカンス制度」って、理にかなっているのかもしれません。
まとめ
2023年8月、たまたま私は1ヶ月を丸々休んで、自分のダラダラパターンで過ごして、エネルギーチャージをしました。
結果は、
コップに水が溜まるように、携帯電話の充電をして%が戻るように、まとめて休むことによって、心のエネルギーは本当にチャージされていきました。
心がチャージされて満たされはじめると、ようやく「何かやってみたい!」という感情が生まれるようになりました。
それは、社会的な地位とか、高級車に乗ってるところをSNSに載せたいとか、高級レストランの食事を食べて映えたいとか、そういうんじゃなくて、心から湧き出す「あ、これやりたい」でした。(高級車とか高級レストランへの憧れは元々あんまり無いんだけど、例え話ね)
だからこそ、こうやって文字に残しておこうとも思えところがあります。
しかも、外側の「こうした方がいいよ」「ああしなきゃ記事を見てもらえないよ」とか、そういう声に流されないで、自分から出てきたそのままの言葉をとにかく残しておこうと思いました。
そして…
1ヶ月休んでから現在3ヶ月が経とうとしています。
この3ヶ月の間に私とタクヤは、2023年の6月に出会った『未来食つぶつぶ』という学びを深めてきました。8月にお父さんが倒れて一度立ち止まりそうになったけど、
1ヶ月休んだ最後の方で湧き出た思いは、「やっぱり凹んだままでいるのはやめて、前に進もう。つぶつぶやろう」という気持ちだったから。
つぶつぶのコミュニティーでは、新たな気付きがたくさんあって、ボロボロだった私のココロはどんどん癒されて行きました。1ヶ月休んだことと、休んで心をチャージしても尚、湧き出てきたのは「つぶつぶを食べよう」だった。私にとっての本物だったんです。
休んでからの3ヶ月はいろんなことが次から次へとクリアになっていくのを感じています!!
1ヶ月休んでみた効果は絶大でした!!
『休む』は有効です。
100%みんな疲れています。
そんなに長く休めない、でも疲れてる!と思った人はぜひ、5日でも7日でもいいから何とかして頑張って時間を作ってみてほしい。
たった5日、自分の時間をコントロールできない人間が、何十年の人生をコントロールできるはずがない。
いつか私が言われた言葉です。
会社のために頑張って働くのを一旦置いといて、自分のために頑張ってまとめて休んでみよう☆
ハルカより