起業して、生活を続けられる人は全体の15%以下。15%を目指して奮闘するも、うまくいかなくて疲れている方へ。
心の栄養をお届けします♪ 今のココロのまま悩み続けても、疲れは取れません。
今回は『得意』について掘り下げてみるっていうのを書きますね。
サラリーマンになったあの頃、あなたはどんな理由で何の業種を、選んだか覚えてる?
- みんなやってるから営業職
- 稼げそうな不動産屋
- 稼げるらしい広告代理店
- 安定したいから公務員
いろんな理由がありますよね。
その理由を、よ〜くよ〜く思い出してみてほしいんです。
私の場合は、満員電車に耐える忍耐力と、一生の大半を遅刻しないで出勤すると言う自信がなくて、そもそも就労時間内はずっと自分の時間を拘束されるという会社勤務は、はなから無理だと思った。
だから、一般的な就職活動は1つもしていません。
私が20代の頃はまだ派遣法もゆるくって、どんな仕事をしてても毎日ちゃんと働けば「25万円」くらいは稼げたし、若い自分には十分! 遊べるし、食べていけるし、暮らせるし。少しなら好きなモノも買えるし。
そんな時代だったので、派遣社員で食べていくことは簡単でした。
でも派遣社員もやっぱりサラリーマン。結局会社勤務であることには変わりないので、だんだんと嫌になりました。そこで最終的に働いていたのは知り合いの個人飲食店です。
そこは結構長く続きました。
この時の私がその職種を選んだ理由は、
- 朝の定時出社がない
- 満員電車じゃない
- 勤務時間内も、机にずっと座らなくていい
そんな感じです。
嫌なことを消去するのが最優先で、嫌なところさえクリアになれば、あとはまあまあ満足できる職場環境なら良いかな。が当時の本音。
「嫌なことを省く」が職種を選ぶ理由になっていました。
それから、これは私の考えなんだけど、衣食住に関わる仕事は、ヒトの欲求を満たす仕事だから、食いっぱぐれがないだろうと思ったのと、自分の欲求もちゃっかり満たせるんじゃないか?とも思いました。
- 「食」に関われば「まかない」があって空腹から逃れられる。
- 「衣」に関われば「割引」で服をお得に手に入れられる。
- 「住」に関わったら、人はどんな時代も屋根を欲しがるから安泰だな。
私は「食」でバイトしてるから、このまま「食」でいっか♪
これくらい軽く職種を選んだのです。
当時の自分は「嫌なことを避ける」が中心。
真剣に「人生を良くできる」と思って選んでいました…
衣食住の仕事はメリットが多いように見えやすく、雇用する側もされる側にも人気がある仕事です。そして、みんなに必要とされる職種です。
けれども、必要とされている仕事なのと、自分に向いている仕事かどうかとでは、中身が違うんだよね、本当は。
だから、今の私だったら、当時の私にこう聞いてみたいの。
そのメリットは、自分の何を満たせるメリットなんだい?
自分の「得意」を満たせるメリットというより、「嫌だ」を避けられて苦痛が少ないっていうメリット!
当時の私は、「苦痛が少ない」というメリットを得た後に、「自分の得意」がハマればラッキーだくらいに「得意」をこじつけて生きていたのです。
- 「人と話すのは苦手じゃない」から接客は大丈夫そう
- まかないがあるから、一食分作らなくて良くてラッキー☆
- 夜終わる時間は遅いけど、「朝早く起きなくていい」方が大事!
自分にとっての苦痛をできる限り避けつつ、自分の「好き」もちゃんと取り入れて選んだし、飲食業は自分に合ってる!バッチリっしょ!
真剣にこう思っていました。
その他のことは、まあ耐えられるような気がしたんですよね、当時はさ。
だけど「苦痛のがれ」だけでは、どうやらココロに隙間があるようで、「ちょっとした苦痛」が、少しずつ自分のココロの中に蓄積していきました。
そしてやがて、1つの感情に到達します。
「なんかちがうんだよな」
起業に疲れているアナタも、この気持ちありませんか?
「なんか違うんだよな」って。
今の私なら、当時の自分にこう聞いてみたい。
「努力してないのに、我慢してないのに、褒められることって何?」
もし当時、この質問をしてくれる人がいたら、私は何度も考えたと思うのです。
自分の中に何度も「褒められた経験」を探したと思う。
日々の中で、我慢してやった訳じゃないのに褒めてもらえたことってあったかな?って、アンテナを張って過ごしたと思うんです。
実際に私がこの質問と出会ったのは、社会人になって何年も経った後だったけれど、
この質問を見つけてからというもの、私は自分の中から「褒められた経験」を絞り出すようになりました。
初めは何にも思いつきません。
そんな視点で自分を見たことがなかったから。
けれど、考え続けるうちに、ひとつ、またひとつ、と出てくるようになっていきました。
「今までにハルカみたいな視点でモノを見てる人、出会ったことないからすごいなって思ってるよ」
「ノートの取り方がうまくて見やすい」
そういうのがまず思い浮かんだんです。
どうやら「上手い」「すごい」などの肯定的なワードが入る褒め言葉は、思い出しやすいみたい!
人は誰かを褒める時、自分には無いものを相手の中に発見して、そこを褒めます。
だから、褒めてもらったところって、「アナタ、そこオンリーワンよ」っていう意味!
「他の人には簡単には得られない得意分野」は、全員が必ず持っています。しかも、何個も持っています!
必ず。
なので、「褒められた経験」は、何としてでも思い出すべきなのです。
「褒められ探し」を何ヶ月も続けるうちに、私はいくつかの自分の「得意」に気が付けるようになりました。
実際にその「得意」を当てはめた結果、これ向いてるかも?と始めたのが、「清掃業」でした!
「得意」からの職種選びは、実にスムーズ!
少しやるだけで「ありがとう」がどんどんもらえるし、努力したら「ありがとう」の幅も広がった。
そして、「ありがとう」の幅が広がるのと比例して、稼げるお金もすんなりと増えました!
もう簡単、簡単、めっちゃ楽勝!
頑張らなくても褒められる得意を使っているから、とっても楽な訳です。
清掃業は「好きな職種」じゃなかったし、初めは思いつきもしなかった職種だったけれど、今では私にとって「必ず稼げる」得意な職種で、「私は大丈夫」と自信を失わずに生きる土台となっています。
「嫌だ」という苦痛から逃れることを優先して、「まあまあ好き」を信じていた飲食業の時は、「なんかちがうんだよな」が土台だったのに、
「得意」を優先したら「楽勝で自信」が土台になった!!
得体の知れない不安や不満を抱えていると、一見楽しいことをしているようでも、その不安がジワジワと自分のココロを傷つけていく。
けれど、得意を活かして働いていると、汚れが強くてヘトヘトになる日があっても、心の中に不安は無いから、体力的なダメージ以外は生まれない。だから、しっかり睡眠を取れば全体的なダメージを消化できるのよ。
だから続く。
続くから結果的に「起業で食えてる」が叶う。
起業のゴールは「起業で食べ続けられる」ことです。
ここが達成できた時に、全体の15%の起業側の生活が始まります。
食べ続けるためには、「何となく好き」じゃ足りないの!!
『努力しなくても褒められる要素』が大事!!
よく、好きなことで起業しようって聞くけど、
好きなことだけじゃダメですーーー!!!!
「得意」です!ト・ク・イ!!!
私はこれで大方間違いないと踏んでおります。
では、あなたにも聞きます。
努力しなくても褒められることは何ですか?
まずは自分の中にある「得意」を片っ端から引っ張り出してみましょう!!
それが起業で食べていける自分の土台になるよ。
ハルカより